これを読むとどんなゲームが作れるの?
とりあえず、下の動画を見てみてください。これは本書で作る予定の一番簡単なサンプルです。上からさまざまな大きさの球がランダムに落ちてきます。プレーヤーキャラクターはある程度の重さまでなら球を押し返したり、よじ上ったりすることができますが、大量に落ちてくると耐えきれずに流されてしまいます。
現実世界のように「球の重さ」や「プレーヤーキャラクターの力の強さ」がプログラムに反映されているのです!
※ゲームのグラフィックスは制作途中のダミーです。また、音楽はYouTubeで自動ミックスしたものです。実際の書籍サンプルとは異なります。
ゲーム開発を簡単にする「DXライブラリ」
サンプルのようなゲームプログラムをなるべく簡単に作るために、本書では2つのライブラリを利用しています。1つめは、『Visual Studio 2008編』やその前の『Borland C編』でも利用していたDXライブラリです。
Windows用のゲームを作るには「DirectX」という機能を使う必要がありますが、これを覚えるのはとても難しいのです。それを簡単にしてくれるのがDXライブラリ。画像の読み込みと表示、サウンドの再生、ジョイスティックの利用といったゲームに欠かせない機能を簡単に使えるようになります。そのあたりが簡単にできる分、ゲーム本体部分のプログラミングにより力を注げるようになるわけです。
DXライブラリ公式サイトはこちら

リアルなゲームが簡単に作れる「Box2D」
もう1つ、今回新たに利用するのは物理エンジンのBox2Dです。物理エンジンとは、重力とか速度などの物理の計算をするプログラムのこと。上で見せたサンプルプログラムがリアルな動きをしているのは、物理エンジンを使っているおかげなのです。
「物理」と聞いただけで抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、中学校で習う理科の知識があれば、ほとんどの機能を使いこなせます。
Box2Dの公式サイトはこちら
アクションパズルからレースまで色々なゲームが作れるようになる
この2つのライブラリを組み合わせると、どんなゲームが作れるようになるのでしょうか? アクション性のあるゲームならたいていのものは作れますが、Box2Dの利用例で特に多いのがアクションパズルというアクションゲームとパズルゲームを組み合わせたゲームです。建物に球を当てて崩すゲームや、ドミノのように連鎖反応を起こしてクリア目標を達成するゲームなどがあります。
また、ブロック崩しやピンボールなどの、衝突や跳ね返りが欠かせないゲームも作りやすいといえます。
横スクロールアクションやレース、スポーツ、シューティングなどはいくらか工夫が必要になりますが、アイデア次第で面白いものが作れるでしょう。
『14歳からはじめる C言語わくわくゲームプログラミング教室 Visual Studio 2010編』は2011年2月7日刊行! ご期待ください!









